明けても暮れてもコロナに翻弄される日々も、もう3年になります。
さすがにもう終息するかと思いきや年末にかけて世界中で盛り返してきて来ましたね。
院長、歯科衛生士は副反応で翌日寝込んでも患者さんにご迷惑をかけないように、大晦日に5回目のワクチン接種をしてきました。
本音はもう打ちたくないなと思っていましたが、我々医療者が感染すると患者の皆様に多大なご迷惑をおかけする事になりますので、そうは言っていられません。
そう言えば3回目の接種も去年の大晦日でした。
コロナを恐れて長期に来院の途絶えた患者さんが多数いらっしゃいます。
昨年は、そういった患者さんの中で取り返しがつかないほどのトラブルが進行してしまわれたケースが目につきました。
早期に発見出来れば救えたケースばかりで残念でなりません。
なかには毎日の歯磨きがすべての予防になると信じるあまり、不適切で力の入った歯ブラシ、フロス、歯間ブラシで歯や歯肉、歯槽骨にまで大なり小なりダメージを与えてしまった方々も多数いらっしゃいました。
広範囲をパワーで磨くのではなく、歯間部や歯周ポケットにブラシがとどまるように丁寧に優しく振動させるようなブラッシングを心がけてください。
インプラントのメンテナンスが途絶えてしまわれている方。
インプラントのトラブルは歯磨き不良よりも咬合やパーツのねじの緩みが大半です。
それらを放置されますと、構造物の破損や周囲骨の感染による破壊に繋がります。
これらは痛み等の自覚症状が出ないため、重篤な状態に陥るとリカバリーが困難になります。
インプラントは骨と結合しているため、天然歯のように僅かな動揺もいたしません。
万一動揺に気付かれましたら、スクリューが緩んでいますので速やかにご来院ください。
緩んだまま放置しますと咬合力で破損し、最悪インプラント自体を撤去しなければならない事もありえます。
自動車に例えますと毎日洗車してピカピカに磨き上げていても、整備士にエンジンや駆動部品の整備をキチンとしてもらわなければ安心して乗ることはできない事と同じですので、歯周病のメンテナンスと共に定期チェックは必須です。
もし、異変に気づかれたら定期検診まで待たずに速やかにご相談ください。
ボルトの緩んだタイヤで走り続けることのないようにくれぐれもお気をつけください。
本年もコロナに振り回される事無く、患者の皆様の健康をしっかりとサポートすべく、当院スタッフも一丸となって頑張ります。
皆様にとって、健康で良い年となる事を心よりお祈り申し上げます。
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